Coverdale
このデールもウェンズリーデールの派生デールで、レイバーンの南、ミドルハムから分岐して、南西につらなるデールです。ウェンズリーデールに比べると、人口密度の少ないデールで、一日歩いていても、なかなか人に会わないこともあるような、孤独を愛する人向きのデールだそうです。

そんなさびしいデールですが、ヘリオット先生のお気に入りのデールのひとつだったらしく、James Herriot's Yorkshireには数ページにわたって詳細な記述がされています。「スウェイルデールやウェンズリーデールは開かれたデールだから、誰でも知らないうちにその中に入って行ってしまう。しかしカヴァーデールは自分で見つけなければならないデールだ。」と書かれているのですが、これは2003年に行ってみて、よーくわかりました。

とにかくどこから入るにしても、道が恐ろしく細い!私はイースト・ウィットンから入って、メルマービィ・ムーアからウェスト・ウィットンに抜けましたが、どちらもまともな道ではありませんでした。ミドルハムからの道は未経験ですが、地図によればこれもかなり細い道路のようです。やはりヘリオット先生の記述は正しかったのです!

カバーデールを南西にさかのぼっていくと、リトル・ワーンサイド、グレート・ワーンサイドの西側を通ってウォーフデールのケトルウェルにいたります。

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