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ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムは、ロンドンのサウス・ケンジントンにあり、略称としてV&A美術館とも呼ばれています。
ここにはモリス商会がデザインを担当したグリーン・ダイニング・ルームがあり、これはモリス商会が公式の仕事として、初めて受注したものだそうです。
ほのぐらい暗緑色の部屋ですが、19世紀中ごろの重苦しいビクトリアン・ゴシックに比べて、ずっと新しさを感じるデコレーションがされていました。モリスの片腕、フィリップ・ウェッブの力量、そしてモリス商会の意気込みが伝わってくる、素晴らしい部屋です。
また、英国美術のフロアにも、モリス商会の作成したステンドグラスやタペストリー、様々な壁紙の展示がありました。
また、モリスが唯一作成した油彩、「麗しのイゾウド」も、テート・ブリテンから借りてきて展示されていました。
この油彩を見ると、世に言われるほど、モリスの油彩の才能がなかったわけではないと感じました。うまくはないですけど、味があります。
モデルは、後にモリス夫人となったジェーン・バーデンですが、描いていいる最中に、「僕は君を上手に描くことができない。でも、愛しているんだ!」と行って求婚した、という話が残っているそうです。
また、西の壁には、ウィリアム・モリスの彫刻肖像がはめ込められています。
ちなみに、ウェブリンクと住所は下記のとおりです。
Victoria and Albert Museum
Cromwell Road
South Kensington
London SW7 2RL |


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