

 |
レッド・ハウスは、ウィリアム・モリスが「モリス商会」を始めるきっかけになった建物です。
モリスがジェーン・バーデンと結婚する際に建てた家で、設計はフィリップ・ウェッブです。ウェッブのみならず、ロセッティやバーン・ジョーンズなどもモリスに協力して、装飾や家具作りを担当しました。
長い間、ホランビーご夫妻の個人所有の住宅だったので一般公開はされておらず、ご夫妻に見学希望の意思を伝えて、了解を取ってから指定された日に見学することしかできませんでした。
2003年になってナショナル・トラストがこのレッドハウスを購入し、予約制ながらも見学ができるようになりました。その夏、予約をとって見学してきましたが、アーツ・アンド・クラフツ・スタイルの原点とも言うべき、個性的な住宅でした。
バーン・ジョーンズやロセッティによる家具の装飾、フィリップ・ウェッブのタイルなどを見るにつけ、モリスの仲間たちがおおいにこのレッド・ハウスのインテリア・コーディネイトを楽しんでいた様子が伺えます。
また、モリスの壁紙のオリジナルプリントや壁紙をプリントするための版木などが展示されており、これも興味深かったです。
ロンドン南東部のケント州Bexleyheathにあります。Charing Cross駅もしくは、Victoria駅から列車で30分から40分です。
。
ウェブサイトへのリンク、住所は下記の通りです。
Red House
13, Red House Lane,
Bexleyheath,
Kent,
DA6 8JF
|


|