West Woodhay, Berkshire (June 11th, 2008)



Lychgate of St. Lawrence Church

ハンプシャーのイースト・ウッドヘイから5分も走ると、ウェスト・ウッドヘイに至りますが、ここはすでにバークシャーです。
これはこの村の教区教会、セント・ローレンス教会のリチゲートです。英国の教区教会の典型的なスタイルのリチゲートでした。



St Lawrence Church

上記のリチゲートを過ぎると、このセント・ローレンス教会のタワーが目に入ります。





East Window

東窓です。資料によると、モリス商会の1880年代の作品が入っていたはずなのですが、訪問してみると御覧のようにプレーン・ウィンドウになっていました。
修復に出しているのでしょうか。盗まれたんでしょうか。それとも教会の財政を立て直すために売却されたんでしょうか。
他にも3枚ぐらいモリス商会の窓があるはずなんですが、一枚も残っていませんでした。

いずれにせよ、プレーン・グラスならではの荘厳な雰囲気でした。




Window by Henry Holiday, James Powell & Sons, 1890's

モリス商会のウィンドウはありませんでしたが、あったとしても非常にありふれた定番デザインのCrucifixionですから、それほど印象には残らなかったと思います。^^

しかし驚いたのが、このホリデイのデザインです。資料を見ると、パウエル社のウィンドウがたくさんあるのはわかっていたのですが、まさかすべてヘンリー・ホリデイの作品とは思いませんでした。

モリス商会のウィンドウがなくても、ホリデイのウィンドウをいっぱい見ることが出来たので、この教会の訪問は非常に実り豊かでした。



Window by Henry Holiday, James Powell & Sons, 1890's

これも典型的なホリデイのデザインです。1890年代ということは、ホリデイはすでに自前の工房を開いていいたはずなので、おそらくは昔のよしみで特別に描いてあげたのかもしれません。



Window by Henry Holiday, James Powell & Sons, 1890's

これもまごう事なきホリデイのデザインです。





Window by Henry Holiday, James Powell & Sons, 1890's

非常にホリデイっぽいデザインです。



Window by Henry Holiday, James Powell & Sons, 1890's

全体がフォリアージという変わったデザインのウィンドウです。描きっぷりはヘンリー・ホリデイのそれに間違いないと思います。




Stray Sheep

教会の前の道路の真ん中を歩いていた「迷える子羊」です。
車が来ると危ないので、一生懸命ぼいたてて、後ろの柵の向こうまで戻しました。^^;