Stoke Poges, Buckinghamshire (June 12th, 2008)



Lychgate of St Giles Church

2008年6月の英国旅行の最後の立ち寄り先が、このストーク・ポージスです。Sloughのすぐ北にある村で、ここからHeathrow Airportまでは10km少々ですから、約15分ぐらいで移動できるため、時間調節も楽です。^^

これはストーク・ポージスの教区教会、セント・ジャイルズ教会のリチゲートです。お金持ちの多い地域らしく、手の込んだ作品でした。



An Ox's Head

教会の外壁にあった牛の頭の塑像です。舌べらを出しているのが不気味です。^^



St Giles' Church

セント・ジャイルズ教会とその前に咲くバラです。なんのレタッチもかけていないのですが、飽和しそうなすごい赤のバラでした。



Pink Roses

こちらはもっとやさしげなピンクのバラです。



Louis Davis' Window

この教会を訪問した理由は、このルイス・デイヴィスのウィンドウを見るためでした。最後のラファエル前派と言われるルイス・デイヴィス、アーツ・アンド・クラフツ系のステンド・グラス・デザイナーの中でも一番甘いタッチで、大好きな作家です。



Louis Davis' Window

上記左側の拡大です。甲冑をつけたアーチ・エンジェルですから、セント・マイケルあたりなんでしょうが、なんとも優しい風情です。



Louis Davis' Window

こちらもセント・ジョージなんでしょうか。優男、それとも男装の麗人、って感じです。^^



Louis Davis' Window

これはもうひとつのデイヴィスのウィンドウです。



Louis Davis' Window

上記左側の拡大です。これはセント・ポールのようです。剣を携えて描かれることの多いご老人です。



Louis Davis' Window

こちらは福音記者ヨハネです。ヨハネも女性的もしくは中性的に描かれることが多いですが、デイヴィスのヨハネはどう見ても女性です。^^



The Hasting Chapel Window

ヘイスティング・チャペルにあったウィンドウです。右側のグラスは17世紀のものだそうです。



The Hasting Chapel Window

こちらも17世紀のグラスです。



The Painted Window

これは普通のステンドグラスではなく、「ガラス絵」です。ほとんど部分をエナメル彩色したもので、18世紀に流行ったものです。
エナメルの透過光は、単純なガラスの透過光には勝てず、あまり感動的なものではありません。だからこそ19世紀になってゴシック・リバイバルが起きたのでしょう。



A Memorial Window

これは第2次世界大戦後になって作られたメモリアル・ウィンドウのようです。
美しいものでした。





St Giles

この教会の守護聖人、セント・ジャイルズのようです。セント・ジャイルズはギリシャに住んでいた世捨て人で、鹿と一緒に描かれることが多いようです。作者はわかりませんが、力強いグラスでした。



St Giles

上記のウィンドウの下の部分です。1958年に作られたグラスのようです。