Shipton-under-Wychwood, Oxfordshire



St Mary the Virgin Church

シプトン・アンダー・ウィチウッドは、バーフォードからA361をチッピング・ノートンに向かって北上したときに通る村です。

この村の西にはMilton-under-Wychwood、東にはAscot-under-Wychwoodという村があります。かつては、ウィチウッドの森はとても大きな森だったことがうかがえますが、現在はのどかな田園地帯になっています。

また、この村のパリッシュ・チャーチには、モリス商会後期のステンドグラスが2枚あります。



Late Morris & Co. Window

モリス商会が製作したと思われる、1枚目のステンドグラス・ウィンドウ。

後期のものというだけで具体的な年代はわかりませんが、モリスもバーン・ジョーンズも亡くなった後の時代に、かつてのデザインを焼きなおして使った作品でしょう。





Late Morris & Co. Window

上記の右の大天使の拡大です。重いです。




Late Morris & Co. Window

モリス商会が製作したと思われる、2枚目のステンドグラス・ウィンドウ。

こちらになると、いよいよモリスもバーン・ジョーンズもいない後期のものという印象が強くなります。かつての人物像の流れるような自然なラインは影を潜め、より形式ばった堅苦しい雰囲気のグラスになっています。



Late Morris & Co. Window

拡大してみると、Burne-Jonesのデザインとは思えないほど、躍動感がなくなってしまっています。晩期のモリス商会のウィンドウは、本当につまらないものが多いです。



Memorial Window by Derek Cook, 1960

戦後のモダン・グラスです。



O'conner's Window, 1852

オコナーによる美しいビクトリアン・ゴシック・ウィンドウです。



Baron Latymer's Window, 1949

この教会で一番見ごたえのある窓です。バロン・ラティマーが戦後に作ったもので、13世紀のラウンデル・スタイルで作成されたカラフルなウィンドウです。



Baron Latymer's Window - Detail

上記の拡大です。中世っぽい描きっぷりですが、ユーモラスでよいです。