Selsley, Gloucestershire
セルスリーは、グロスタの南、ストラウドの小高い丘の上にある小さなハムレットです。 |
この小さな村を有名なものにしているのは、ひとえに、このオール・セインツ教会があるからではないでしょうか。 この教会は、英国のゴシック建築家、George Frederick Bodleyによって設計されました。ボドリーがフランスにいたときに影響された'French' サドルバック・タワーという、英国では珍しい形の建物です。 1861年から1862年にかけて建築されました。 また、そのステンド・グラス・ウィンドウは、ボドリーと親交の深かったラファエル前派の芸術家、ウィリアム・モリスに依頼されました。 これがモリス・マーシャル・フォークナー商会としての、最初のステンド・グラス・ウィンドウの仕事でした。 Philip Webbがウィンドウの施工の基本および「天地創造ウィンドウ」のデザインを行い、 後のウィンドウのデザインは、William Morris, Edward Burne-Jones, D. G. Rossetti, Ford Madox Brownと、商会のすべてのデザイナーを総動員して行われました。 |
フィリップ・ウェッブのデザインになる「天地創造」の窓です。 |
上記の天地創造の窓の中心部の拡大です。 |
この窓の真ん中のデザインは、ダンテ・ガブリエル・ロセッティのデザインだそうです。 |
上記のウィンドウの拡大図です。 |
これはおそらくウィリアム・モリスのデザインによるミンストレル・エンジェルの原型でしょう。 |
モデルはモリス夫人のジェイン、デザインはモリスのように見えます。 |
アプス(Apse)と呼ばれる、祭壇の後ろの円形の空間にあるステンドグラスです。 後期のモリス商会のウィンドウとずいぶん雰囲気が違い、まだステンドグラス製作に慣れていない様子が伺えます。 |