Rye, East Sussex (June 4th, 2008)
ケントから海岸沿いにイースト・サセックスに入るとすぐに、古き良きイングランドの魅力がいっぱい詰まった町、ライに到着します。 ライを美しい王冠に例えるなら、その王冠にはめ込まれた宝石に例えられるのが、このハーフ・ティンバーの美しいイン、ザ・マーメイド・インです。 創業は1156年、今も当時とさほど変わることなく、小石を敷き詰めたマーメイド・ストリートの坂道に建っています。 |
マーメイド・インの玄関にぶら下がっていたランタンです。 夜になって、光が入るとさらに美しく輝くことでしょう。 |
セント・メアリー教会の入り口に立つ時計台です。ここに上れば、ライの魅力的な町並みを見渡すことができます。。 |
上記のセント・メアリー教会の玄関から、ライオン・ストリートを眺めたところです。この道をまっすぐ行くと、ハイ・ストリートに出ます。 |
ライのセント・メアリー教会には素晴らしいステンド・グラスがいくつもあります。 これはそのひとつ、ビクトリアン・ゴシック・ウィンドウの老舗パウエル社が20世紀になってから製作した5連ウィンドウの中心部です。 |
こちらもパウエル社による別の5連ウィンドウの中心部です。上記のウィンドウとまったく異なる配色ですが、美しい窓でした。 |
こちらはバーン・ジョーンズのデザインでモリス商会が製作したウィンドウです。モリス商会の定番デザイン、ネイティヴィティです。 左には、Adoration of Magiがあって、対になっていました。 |
上記のセント・メアリー教会の前の道、ライオン・ストリートに面したティールーム、フレッチャーズ・ハウスです。 1430年に建てられたという500年以上続く古いティールームです。黒くすすけたティンバー・フレームがあちこちに顔を出しており、チューダー朝の時代に逆戻りしたような気分になるティー・ルームです。 なお、店の名前は、シェークスピアと同時代に活躍した劇作家、John Fletcherから来ているそうです。ここはフレッチャーが1579年に生まれた家なんだそうです。 |
上記のフレッチャーズ・ハウスの内部です。 |
フレッチャーズ・ハウスでいただいたクリーム・ティーです。クロテッド・クリームの盛りはあまりよくなかったですが、スコーンはさくさくと軽めで美味しかったです。 英国旅行中は、朝食が重いのでお昼ご飯を食べることはめったにないのですが、おいしいティールームがある場所を通るときは、クリーム・ティーを頼んでランチの代わりにしています。 たいてい大きめのスコン1個もしくは小さめのスコン2個が付いてきますから、これを妻と分け合って食べてちょうど良いぐらいの量になります。 もちろんティールームには、サンドイッチなど通常のランチメニューもありますが、そんなものを食べたら夕飯が食べられなくなります。^^; |
上記のフレッチャーズ・ハウスのすぐ隣にあるティールーム、サイモン・ザ・パイマンです。ここは、ライで一番古いティー・ルームだそうです。 セント・メアリー教会を出た後、フレッチャーズ・ハウスとどっちにクリーム・ティーを飲みに行こうか悩みましたが、手前のフレッチャーズに入ってしまいました。^^; |
上記のサイモン・ザ・パイマンのショーウィンドウです。うまそうなお菓子がたくさん並んでいました。フレッチャーを出た後、これを見て、「サイモンにしときゃあ良かったかな・・・」と、ほんの少し思ってしまいました。^^;いや、フレッチャーズも美味しかったんですけどね、単なる欲張り。^^; |
ライのセント・メアリー教会を超えてマーメイド・ストリート方面へ行く途中の裏通りです。バラが綺麗に咲いていました。 |
これはライのローマン・カトリック教会、セント・アンソニー・オブ・パウダ教会です。ローマン・カトリックですから、チャンセルの装飾が豪華で、他のアングリカン・チャーチの教会とはだいぶ印象が違います。 |
このウィンドウの作者は、ポール・ウッドラフらしいです。この教会の名前の由来ともなったセント・アンソニーです。 |
これもウッドラフらしいです。ちょっと違うような気もしますが、、、。 ウッドラフは、アングリカン・チャーチのウィンドウはあまりデザインせず、カトリック教会が多かったので、そうなのかもしれません。 |