Rotherfield, East Sussex (June 1st, 2008)
ロザフィールドはロイヤル・タンブリッジ・ウェルズの南にある小さな村です。これはその村のパリッシュ・チャーチ、セント・デニス教会です。Lychgateと呼ばれる教会の入り口のゲートから眺めたところです。 |
セント・デニス教会を訪問した理由は、この東窓にあります。 Edward Burne-JonesのデザインでMorris & Co.が製作したステンド・グラス・ウィンドウで、なかなか素晴らしい作品です。 オリーブ・グリーンを基調としたシックなカラーは、ウィリアム・モリスならではの色彩感覚です。 |
上記の東窓の拡大です。バーン・ジョーンズらしい憂いを含んだ表情、またウィリアム・モリスらしい植物のうねるようなデザイン、この時期のモリス商会のウィンドウの良さがよく現れた作品だと思います。 |
こちらも東窓の拡大です。デザインは、オクスフォードのクライスト・チャーチ・カテドラルにあるセント・セシリア・ウィンドウと同じものですが、背景と配色が異なるために違った印象を受けます。 |
上記のエンジェルと対を成すデザインで、これもオクスフォードのセント・セシリアと同じデザインです。 |
こちらはビクトリアン・ゴシックのステンド・グラス・メーカーの老舗、ジェームズ・パウエル&サンズ社の作品です。 かつてパウエル社に在籍したヘンリー・ホリデイの影響を感じさせる子供の表情ですが、1916年となればすでにホリデイはパウエル社から独立し、自分のスタジオを構えていたころですから、パウエル社がかつてのホリデイのデザインを踏襲したのかもしれません。 |
セント・デニス教会の入り口からリチゲートとロザフィールドの村を見たところです。 |
教会の近くにあったパブ、ザ・ジョージとキャッツ・インです。 イングランドの守護聖人、セント・ジョージの名前を取ったパブは多いですね。 |
ロザフィールドの郵便局にて。郵便局の看板の赤、電話ボックスの赤が鮮やかでした。田舎に行くとこれらの赤い2つ、一緒に並んでいることが多いです。^^ |