Ribblehead, Yorkshire



Ingleborough and Peugeot 307

リブルヘッドから南に少し走ると、イングルバラの印象的な山容が目に飛び込んできます。標高は723mと、ワーンサイドに若干かないませんが、その骨太で容貌魁偉な山容は、一度見たら忘れられない強烈な印象を残します。

登山口はいろいろあるようで、ホートン、クラッパム、イングルトンなどから登るのが一般的なようです。ふもとには風化したライムストーンの荒野が広がっており、この山のワイルドで孤独なイメージを引き立てているようです。

また、カンブリアからA65を走ってくると、Kirkby Lonsdaleを過ぎたあたりで、このイングルバラが見えてきます。南に長くすそを引いた姿がとても優美に見え、印象が変わります。
銀色のプジョー307は、この写真を撮った2003年に借りたレンタカーです。長距離を走っても疲れない、よくできた車でした。



Whernside and Ribblehead Viaduct

ヨークシャー・スリーピークスの中の最高峰、ワーンサイドをリブルヘッドから見たところです。

ヨークシャーの一番西側、カンブリアとのボーダーに近いあたりに位置しており、なだらかな山容ですが、標高は736mと、スリーピークスの中では最も高い山です。

登山口は、イングルトンから来る道とホートン・イン・リブルスデールから来る道が交わる地点、セトル・カーライル鉄道のリブルヘッド駅の北から登るのが一般的だそうです。また、裏側のディープデール(デントデールの派生デール)から登るコースもあるようです。

中央に見えるのが、リブルヘッド陸橋です。



Swaledale Sheep and Ribblehead Viaduct

ワーンサイドの麓に位置する、リブルヘッド大陸橋です。
セトル・カーライル鉄道は、19世紀ビクトリア朝時代に開通した鉄道ですが、ペナイン山脈の起伏の中の工事は、大変な苦労だったようです。多くの陸橋が作られ、その頑丈な構造のおかげで、いまだに現役で使われています。

中でも、このリブルヘッド陸橋は、最も柱の数も多く、長さも最長で、見ごたえがあります。
運がよいとSLが通過するところを見ることができます。

リブルヘッドの大陸橋のまわりは、羊さんとウォーカーしかいない孤独な土地です。



Cattle Grid

ヨークシャーをドライブしていると、こんなはしご型の網が路上にあるのにお目にかかることがあります。

これはキャトル・グリッドというもので、家畜が逃げ出さないように、彼らの蹄よりずっと幅の広い隙間を作ってあります。

自動車が通る分には問題はありませんが、人間が通るときはパイプの上を歩かないと、えらいことになります。



The Station Inn

リブルヘッドのパブ、The Station Innです。
セトル・カーライル鉄道のRibblehead駅に隣接しているので、こんな名前なのでしょうが、あまりにベタと言えばベタな命名法です。^^;

看板には、Black Sheepの文字が見えますので、このパブでは、MashamのBlack Sheep BreweryのAleが飲めるのだと思います。フルーティな美味しいエールです。



Gayle Moor

B6255を、リブルヘッドから北のデント方面を目指して走っているときに、この幻想的な風景に出会いました。時間は早朝。朝焼けなんですが、夕焼けみたいに見えてしまいます。

ゲイル・ムーアは本当に何にもないムーアです。ここに来ると、空が広いなあ、とつくづく思いました。なお、ヘリオット先生の新婚旅行は、ツベルクリンテストを行いながらのワーキング・ハネムーンだったそうですが、その舞台はこのゲイル・ムーアだったそうです。