Mount Grace Priory, Yorkshire



Mount Grace Priory

ノース・ヨーク・ムーアズの北西、A19からA172が分岐する直前の東側に、ナショナル・トラストが管理するマウント・グレース小修道院の廃墟があります。

この修道院 はイングランドの修道院の中でもユニークな存在だったそうで、「個室主義の修道院」として有名なんだそうです。

マウント・グレースは、イングランドでも数少ないカル トゥジオ派に属し、「共同で行う礼拝よりも個々人が個室で行う礼拝に重きを置いていた」のだそうで、いくつもの「独房」の廃墟が残っています。





Restored Cell - 8th Cell

20世紀の はじめに、そのうちのひとつ、第8独房が当初の姿に復元されました。



Ghost of A Monk? 

復元された部屋においてあった、修道僧の人形です。薄暗いところでこの人形を見ると、幽霊にしか見えません。^^;




Manor House

この修道院の入り口に立つゲストハウスは、かつての修道院のゲストハウスを、1900年ごろにモリス商会が請け負ってカントリーハウスに改造したのだそうです。

今はこの遺跡の入り口となっており、ショップや展示室となっています。




Exhibition Room decorated by William Morris and Co.

これは、上記のマナーハウスの中の展示室です。
この部屋は、モリス商会の壁紙が使われていました。



Honeysuckle (May Morris)

この展示室の壁紙を接写してきました。モリス商会のハニーサックルです。

デザイナーは、ウィリアム・モリスのお嬢さん、メイ・モリスで、さすがに血は水より濃く、親父さんによく似た傾向のデザインです。



Cleveland Tontine

マウント・グレース・プライオリーを訪問する際に、A19とA172の分岐点で発見したレストランです。

ここは、ヘリオット先生ゆかりのレストランで、先生が若かりし日に、ダンスパーティに来たレストランなのだそうです。

今では、McCoy兄弟に買収され、Egon Ronayの"Restaurant of the Year"を獲得するなど、この地域を代表するホテル&レストランになっているそうです。