Middleton Cheney, Northamptonshire
ミドルトン・チェニーは、オクスフォードシャーの北部、バンベリーの東にある小さな村です。行政上はノーザンプトンシャーになるようです。 このオール・セインツ教会には、初期のモリス商会のステンド・グラス・ウィンドウの傑作がいっぱいあります。 デザイナーも、Edward Burne-Jones, William Morris, Ford Madox Brown, Simeon Solomon, Philip Webbと、商会のデザイナー大集合の様相を呈しています。 |
この東窓は、モリス商会の初期、1865年に作成されました。 数あるモリス商会のステンドグラスの中でも、特級品ではないでしょうか。色使い、構成、素晴らしいものでした。 |
東窓の上部には、イスラエルの各部族の絵が描かれています。 デザインはモリス商会のデザイナーとしてはとても珍しい、シメオン・ソロモンとのことです。 |
これもシメオン・ソロモンです。 |
これはフォード・マドックス・ブラウンによる、アダムとノアです。 |
こちらもシメオン・ソロモンのデザイン。彼がモリス商会に残したデザインは少ないので、貴重です。 |
ウィリアム・モリスのデザインによるセント・ピーターと、フォード・マドックス・ブラウンによるセント・ポールです。これはWarwickshireのBishops Tachbrookにあるのと同じデザインです。 |
セント・オースティンとセント・キャサリンです。デザインは、ウィリアム・モリス。 |
これもシメオン・ソロモンです。 |
イヴとマリア様です。デザインは、ウィリアム・モリス。彼の人物のデザイン、他のラファエル前派の画家がデザインした人物像に比べて、本当に下手です。でも味があって好きですが。 |
左のセントアグネスはウィリアム・モリスのデザイン、右のセント・オールバンは、バーン・ジョーンズのデザインです。 |
左のマグダラのマリアは、ウィリアム・モリスのデザイン、右のセント・ジョンはフォード・マドックス・ブラウンのデザインです。 |
南東窓にある、フォード・マドックス・ブラウンによる、「カインとアベル」です。1868年から70年にかけての製作とのこと。 |
バックリー・ウィンドーに描かれた、バーン・ジョーンズによる東方三博士による幼子キリストの謁見です。 |
北廊の東窓の一部です。左のセント・エリザベスはフォード・マドックス・ブラウン、右のセント・メアリーは、バーン・ジョーンズのデザインです。 |
この教会の西窓です。バーン・ジョーンズによるドラマティックなデザインです。 それぞれの人物の背後に描かれた黄色い炎は、やがて訪れるアール・ヌーヴォーの曲線造形を先取りしていたのかもしれません。 |