Ludlow, Shropshire
ラドロウは、シュロップシャー南部にある、ハーフ・ティンバーの建物にあふれた、魅力的な町です。 ハイストリートからブロードストリートにかけては、特にこのハーフ・ティンバー建築が多いような気がします。 建物自身の重さに耐えかねて、次第に形がゆがんでくる面白さがあるのですが、住んでいる人にとってみると、大変なんでしょうね。 |
典型的なBlack & White、ハーフ・ティンバー建築のパブです。スペルからして古き良き時代しています。 |
ラドロウの名所、フェザーズ・ホテルです。 私たちも泊まりましたが、残念ながら、古めかしい本館ではなく、写真の左側の新館のほうでした。 |
これは、フェザーズ・ホテル、旧館のインテリアです。外観も気合の入ったチューダー・スタイルですが、中身も負けていませんでした。 |
特にラドウロに限ったことではないのですが、ハンギングバスケットにはフクシアの花を入れているところが多く、美しい眺めでした。 特にラドロウは借景が素晴らしいので、つい1枚、クローズアップしてしまいました。 |
私たちが訪れたときは、ちょうど門を閉めているところでした。 ちなみに、アトラクションでもやっていたのか、門を閉めている男の人は、中世のコスチュームを身に着けていました。 驚いたのは、そのままの格好で、ラドロウの町の中に消えていったのですが、それが何の違和感もなかった、と言うことです。 町全体で中世的な雰囲気を維持している、ラドロウならではの体験でした。 |
ラドロウのパリッシュ・チャーチです。 Simon Jenkins氏の"England's 1000 Best Churches"で、五つ星と、訪問すべき教会としては最高ランクの教会です。 |
これは撮影してから数年後に気がついた写真です。 絵柄と教会で入手したパンフレットから判断すると、アーツ・アンド・クラフツ・スタイルのステンド・グラス・デザイナー、Louis Davisの作品のようです。 Louis Davis (1860-1941)は、アーツ・アンド・クラフツ・スタイルのステンド・グラス・デザイナー、Christopher Whallの弟子で、Nikolaus Pevsnerに、「現存する最後のラファエル前派」と言われた画家です。 時代的に、ウィリアム・モリス、D.G.ロセッティ、エドワード・バーン・ジョーンズと直に会ってその影響を受けた、という意味では最後のラファエル前派、という表現はあたっているのでしょう。 |
上記の窓の拡大です。 どこにもルイス・デイヴィスのサインはないのですが、ウェブ上で見る他のデイヴィスのデザイン傾向とほぼ同じなので、ルイス・デイヴィスと思っていいようです。 絵柄を見ると、師匠のクリストファー・ホールの影響が一番濃いようですが、バーン・ジョーンズの影響も見受けられます。また、配色は、ウィリアム・モリスの影響を感じさせます。 |
これもルイス・デイヴィスの窓の拡大図です。 |
中世のステンド・グラスのフラグメントをつなぎ合わせたウィンドウです。 |
セント・ローレンス教会には、古いステンド・グラスがたくさんありますが、19世紀の中ごろにかなり大掛かりな修復を受けたとのことでした。 他にも、14世紀あたりに製作されたウィンドウがいくつかありました。 |
これは19世紀のビクトリアン・ゴシック・スタイルのウィンドウでしょうか。 |