Leyburn, Yorkshire
ウェンズリーデールの東の玄関です。町の中心にはコブルストーンの広場がある、という典型的なヨークシャーの田舎町です。 ヘリオット先生がシーグフリード・ファーノン先生のもとで獣医をはじめたごく初期のころ、フランク・ビンガムというパートナーが居たそうですが、そのビンガム先生の住んでいた町がこのレイバーンです。 James Herriot's Yorkshireにによれば、「このレイバーンにくるたびにビンガム先生のことを懐かしく思い出す」、と書いています。 ビンガム先生はヘリオット先生やシーグフリードよりかなり年長で、オーストラリアやカナダなどを回ってきた後にレイバーンに落ち着いた獣医さんです。ヘリオット先生は、「ロープを投げて若い雄馬を片手で捕まえることのできる唯一の人」と、敬意を込めて紹介しています。このビンガム先生、ヘリオット・サーガの中では「ユアン・ロス (Ewan Ross)」として描出されています。 レイバーンは、これと言った観光名所はありませんが、ホテルも何軒かあるので、ここをウェンズリーデール観光の基地にするのも良いかもしれません。 これはその一つ、マーケット広場に面するブラック・スワンです。絡まる蔦と、美しいフラワー・ハンギングはこのホテルのシンボルです。 「スワン」という名前のホテルは、英国には本当に多いですね。ホワイト・スワンもあるし、スワン・インというのもよく見かけます。 |
こちらもレイバーンのマーケット広場にある、パブ&イン、ゴールデン・ライオンです。「ライオン」という名前のつくホテル、パブ&インも、英国にはとても多いです。このゴールデン・ライオンの他にも、レッド・ライオンやブラック・ライオンが定番です。 |
レイバーンには有名なテディ・ベア・ショップもあります。駐車場の近くの、ハートリー・ベアズ・エンポリアムです。店に入ると、"Hello, Bear!"という面白い挨拶をくれました。 |
レイバーンの映画館です。こういう古臭い映画館で、B級映画を見ると雰囲気あるでしょうね。 |
レイバーンの町は交通の要衝で、スウェイルデール、カヴァーデール、そしてヨーク・ヴェイルへのジャンクションとなっています。 2003年の夏に、レイバーンに旅客鉄道の駅が営業を再開したといううれしい情報を入手しました。新たに第3セクターのウェンズリーデール鉄道が創立され、ノーサラートンからの支線でレイバーンまで行けるようになりました。 そのため、町の案内板にはウェンズリーデール鉄道の標識が加わりました。町の中心部から東に歩いて10分弱ぐらいのところにありました。 |
これがウェンズリーデール鉄道のレイバーン駅です。小さなかわいい駅でしたが、残念なことに蒸気機関車が来るわけではないとのことです。 |