Kilpeck, Herefordshire
キルペックは、ヘリフォードの南西、ウェールズの国境近くにあるハムレットです。 この村を有名にしているのは、このノルマンスタイルを色濃く今に残す教会です。 |
ノルマン教会の特長である、ポーチのジグザグ模様、そしてドアの鍛鉄製の飾りなど、眺めていて飽きない造作です。 |
ポーチの両側には、キリスト教の教会としては極めて異教的な彫刻がされています。特にこのウェールズの勇者像はケルトの文化を色濃く感じさせるものです。 |
屋根と外壁の間には、コーベルと呼ばれる造作があります。 上記のウェールズの勇者ともども、アングロサクソンというより、ケルト的なムードを強く伝える装飾です。 |
エクステリアだけでなく、インテリアも興味深い建築です。初期ノルマン教会らしくジグザグアーチ、そして小さなウィンドウが特徴的です。 |
このウィンドウは、19世紀初頭のゴシックリバイバルの立役者、ピュージンの作品だそうです。 |