Keighley, Yorkshire
Keighleyと綴ってキースリーと読みます。リーズの北西に位置する街で、ウェスト・ライディングの紡績産業で栄えた街でした。 今では、ブロンテシスターズで有名なハワースへの入り口、そしてそこへつながるキースリー・アンド・ワースバリー鉄道の起点駅として有名です。 これはそのキースリーにある博物館、クリフ・カッスルで、さまざまなローカルの展示物を見ることができます。 |
このクリフ・カッスルには、ステンドグラスばかりを集めた部屋があります。 そこには、付近の取り壊された教会や、個人宅から集められたステンドグラスウィンドウが展示されており、貴重な資料となっています。 これは、ハダースフィールドとブラッドフォードの間にあるブリッグハウスのセント・ジェームズ教会にあった窓です。モリス商会初期の作品のように見えました。。 |
これもセント・ジェームズからのウィンドウで、Edward Burne-Jonesによるデザイン、Morris & Co.の製作のものだと思います。 鷲がいますので、St John the Evangelist、つまり福音記者聖ヨハネでしょうか。 |
これもセント・ジェームズからのウィンドウで、Edward Burne-Jonesによるデザイン、Morris & Co.の製作のものだと思います。 天使がいますので、St Mathew、つまり福音記者聖マタイでしょうか。 |
これもセント・ジェームズ教会にあったモリス商会の作ったウィンドウのひとつです。デザイナーは、Burne-Jonesと思われます。 中央のイエス様の顔は、どう見てもウィリアム・モリスがモデルをやったとしか思えません。モリス商会の初期には、紹介のメンバーが交代でモデルを務めていたそうです。 |
こちらは、Bradfordの豪商、Walter Dunlopの個人宅、Harden Grangeのエントランス・ホールに使われていたモリス商会初期の傑作、「トリスタンとイゾルデ」の窓の数々です。 KeighleyとBingleyの間にあったハーデン・グランジが取り壊されたとき、ご近所のよしみでこの博物館にやってきたもののようです。 また、同様の窓が、ロンドンのV&A美術館でも見ることができます。また、近くのブラッドフォード大聖堂にもあるようです。 |
上記のハーデン・グランジ・コレクションのひとつ、「アーサー王宮廷でのトリスタンとイゾルデ」です。中世的なフラットな描写は、やはりWilliam Morris自身でした。 |
これもWilliam Morrisによるデザイン、「犬でわかったトリスタン卿」です。 |
これはキースリーのテンプル・ストリートにあったメソジスト教会のウィンドウです。 モリス商会の晩期、J. H. Dearleが主任デザイナーにだったころの作品のように見えました。前任のBurne-Jonesのデザインに比べると、ちょっと硬いです。 |