Henley-in-Arden, Warwickshire
セント・ニコラスは、ヘンリー・イン・アーデンのメインストリートからちょっと中に入ったところにある教会ですが、実はこの町のパリッシュ・チャーチではなく、ビューデザートという別のパリッシュに属しています。 |
このセント・ニコラス教会は、西暦1200年ごろに建立された古い建物です。 入り口のアーチに見られる見事なジグザグ模様は、その古いノルマンスタイルで飾られています。 |
この教会には、初期のモリス商会製作になるステンドグラスがあります。 これは1865年という早い時期にデザインされた、エンジェルです。 |
上記のウィンドウの拡大です。 ウィリアム・モリスのデザインです。うまくはないですが、味のあるデザインです。 |
このミンストレル・エンジェルも、初期の作品です。 |
これもモリスのデザイン、ミンストレル・エンジェルです。 |
ミンストレル・エンジェルの別バージョンです。 |
鍵を持っているので、これはセント・ピーターでしょう。聖ペテロは、天国の門の番人なのだそうです。 デザインは明らかにウィリアム・モリスの特徴を残しています。モデルはモリスその人か、友人の誰かだと思います。 モリス商会にはいくつものセント・ピーターのデザインがありますが、バーン・ジョーンズの描くセント・ピーターは、もっと優しい顔をしています。 |
こちらは、Ford Madox Brownのデザインによるセント・ポールです。聖パウロは、なぜか剣を持ってデザインされることが多いようです。 バーン・ジョーンズのセント・ポール像は、よぼよぼのおじいさんですが、ブラウンのセント・ポールは剣呑な表情ですね。 暗い道で会いたくないタイプです。 |
これらも初期の定番デザインです。 |
これらも定番です。 |
これはビクトリアン・ゴシックのウィンドウです。 |
ヘンリー・イン・アーデンはウォーリックの近くあるせいか、ハーフ・ティンバーの家並みもかなり残っていました。 |
こちらの建物は、ホテルに使われていました。 |
15世紀のマーケットクロスです。途中で折れてしまっています。かつては石の上に4つのレリーフが施されていたらしいですが、摩滅してしまい、さらに19世紀の末には、クロス自体が崩れ落ちてしまったそうです。 |