Harrogate, Yorkshire
ハロゲイトは、ビクトリア朝時代に栄えた、温泉の沸き出る保養地です。 そんな歴史的背景があるために、町の建物は曲線の豊かなアール・ヌーボーと言うかビクトリアンスタイルのデザインが多いようです。ヨークシャーには珍しく、大型のクラシックなホテルが何軒もあります。 また、大都市リーズに勤めている人でも、大学教授や一流企業の役員などは、住居をハロゲイトに構えている人も多いそうです。いわばヨークシャーのお屋敷町、という印象でしょうか。なんとなく上品なおばあちゃんが多く、昔はさぞや、、、、と思える人も少なくありません。 左は、ハロゲイトの中心部のオベリスクです。 |
この町にあるベティズ・ティー・ルームで飲む紅茶はとても美味しいです。 英国に来ても「本場なのに紅茶がうまくない」と思う方は、ぜひこのベティズを訪問してみてください。紅茶の味はもちろんのこと、優雅に時間の流れる落ち着いたひと時を過ごせます。 ヘリオット先生のご長男、ジミー・ワイト氏によるヘリオット先生の伝記によれば、ヘリオット先生もこのベティズの常連だったようで、奥さんや友人たちとともに幾度となく楽しいひと時を過ごしたようです。 ベティズは、その味を守るために、ヨークシャー以外には支店を作らないのだそうです。Harrogateに3軒、後はYork, Norhallerton, Ilkleyに1軒ずつと、合計6つのお店があります。 |
ハロゲイトは、ヘリオット先生の本には「ブロートン」という名前で登場し、ヘリオット先生が週末にひと時の息抜きをしにくる町として描かれています。 毎週木曜日の午後は、このハロゲイトの町で、ボローブリッジ在住の獣医、ゴードン・レイ夫妻と待ち合わせ、食事をしたり映画を見たりして過ごすのが、ヘリオット先生夫妻の楽しみだったようです。 |
温泉の湧き出るロイヤル・ポンプ・ルームです。今は温泉博物館になっています。 ただし、温泉と言っても、日本の温泉のように入浴主体のものではなく、飲用主体だったようです。 ハロゲイトの源泉は、ヨーロッパで一番硫黄の濃度が濃いそうで、毎年15,000人もの人々が訪れるそうです。 |
ハロゲイトのTICは、こんな大きな建物の中にありました。 |
ハロゲイトは、町全体にやたらと花の多い町で、公園がそこらじゅうにあり、どこにカメラを向けても絵葉書のように写る町です。 |
ハロゲイトは、ビンテージ・カーの濃度の濃い町です。これはマジェスティック・ホテルのエントランス前で撮影したものですが、歴代のロールス・ロイスが並んでいました。 |