Bratton, Wiltshire (June 7th, 2008)



St. Peter's Church

ブラットンからB3098を東に走ってしばらくすると、グレート・シェヴレルへの道路標識が出てきますので、北に入ってしばらく行くとこのセント・ピーター教会にいたります。

この教会には、女性としてはじめてステンド・グラス・デザイナーとなったメアリー・ローンズのウィンドウが2つあります。

Mary Lowndes (1857-1927)は、アーツ・アンド・クラフツ・スタイルのステンド・グラス・デザイナー、クリストファー・ホールの弟子で、1906年にはA J Druryとともに自前の工房を構えるにいたりました。




Mary Lowndes's Windows

メアリー・ローンズのウィンドウがチャンセル東窓とネイヴの南廊に見えます。




St. Peter; Christ; Mary Magdalene - by Mary Lowndes, 1920

メアリー・ローンズによる東窓です。アーツ・アンド・クラフツ・スタイルですが、クリストファー・ホールの弟子にしては結構レトロっぽいデザインです。





East Window - Detail

この辺りを見ると、ローンズもやはりアーツ・アンド・クラフツ系の典型的な描き方をするデザイナーだと思います。




Gabriel; Michael; Raphael - by Mary Lowndes, 1920

こちらもローンズのデザインで、ガブリエル、マイケル、ラファエルの3人の大天使です。こちらは東窓に比べて、よりモダンなイメージにデザインされています。





Gabriel





Michael

どのデザイナーもガブリエルとラファエルは美少年というか、中性的に描かれることが多いのに対して、マイケルはいつもマッチョに描かれています。




Raphael







Symbolic Window

こちらは作者不明のシンボリック・ウィンドウですが、透過する光がとても綺麗でした。




The Porch and Tower

セント・ピーター教会のポーチとタワーです。右にメアリー・ローンズの大天使のウィンドウが見えています。