Great Ayton, Yorkshire
グレート・エイトンは、ノース・ヨーク・ムーアズの北西、Cleveland Hillsの麓に位置する町です。18世紀から19世紀にかけては、紡績業や皮革加工、醸造業などで栄えた町でしたが、今は静かな住宅街が広がっていました。 グレート・エイトンはかの有名な航海者、キャプテン・クックゆかりの町です。 クックは1728年に現在のミドルズバラ付近のマートンに生まれましたが、彼が8歳のときに一家はグレート・エイトンに引っ越してきました。 クックの父親の雇い主の農場主が、クックの才能に目をつけ、グレート・エイトンの学校に通わせてくれたことが、後の彼の成功に大きく影響を与えたのだそうです。グレート・エイトンにはかつてのクックの家があったそうですが、1934年にそれはオーストラリアのメルボルンに移築されてしまい、現在は残っていないそうです。 |
グレート・エイトンの町はレヴン川に沿っており、平和な川景色が広がっています。 |
街中に、「12世紀の教会はこちら」の表示があったので、出かけてみると、このかわいい教会がありました。 |
この教会にあった、キャプテン・クック・ヘリテッジ・トレイルのプラークです。 それによれば、上記のオール・セインツ教会は、子供のころにキャプテン・クックが通った教会だそうです。 |
グレート・エイトンのもうひとつの名物は、このストロベリー・トッピングという印象的な山です。 高さは300メートルちょっとしかありませんが、ノース・ヨーク・ムーア北西部の秀峰で、いわば「ヨークシャー富士」でしょうか。 かつては完全な円錐形をしていたらしいのですが、19世紀に鉄鉱石やその他の鉱石の採掘で、おびただしく山容が変わってしまったそうです。 1985年にナショナル・トラストの所有になったので、今後はその山容は守られていくことでしょう。 |
A173をグレート・エイトンからしばらく走ると、このようにローズベリー・トッピングを見ることのできるパーキングエリアがあります。 |