Foxley, Wiltshire (June 8th, 2008)
ウィルトシャーの北部、Malmesburyの南西にあるのどかな農村がフォクスリーです。 これは村の教区教会、セント・ジョン・ザ・バプティスト教会です。 |
美術評論家ニコラス・ペヴスナーに「現存する最後のラファエル前派」と言わしめた、ルイス・デイヴィスのウィンドウです。 これを見るために、フォクスリーの田舎までやってきました。^^; |
上記ウィンドウの中央、セント・マイケルです。 大天使を描く際に、普通はセント・ガブリエルやセント・ラファエルは中性的、女性的に描かれることが多いです。しかし、セント・マイケルだけは、悪魔と戦う最強のアーチ・エンジェルですから、どのデザイナーも、やたらマッチョに描くのが普通です。 しかし、デイヴィスのセント・マイケルは例外です。こんなに色っぽいセント・マイケルは見たことがありません。^^ |
セント・マイケルですら女性的に描くデイヴィスですから、性別不明のエンジェルはとてもフェミニンに描いてくれます。好きだなあ、こういうの。^^ |
こちらも1920年台っぽい素敵な女性的エンジェルが描かれています。 |
デイヴィスのウィンドウの下の部分です。フォクスリーののどかな風景がシンプルなタッチで描かれていました。 |
この教会のほかのウィンドウは、ヴィクトリアン・ウィンドウの大御所のひとつ、クレイトン・アンド・ベル社の作品でした。それなりに美しいものです。 |
上記のセント・ジョン・ザ・バプティスト教会から歩いて5分ほどのところにあるのが、「英国で一番小さな教会」、ブレミラム教会です。 縦横が4m x 3.6mという10人も入ればいっぱいになってしまう教会です。 まるでモノポリの駒のような教会でした。 |
ブレミラム教会の内部です。小さいながら、ちゃんと洗礼盆もありました。 |
祭壇もシンプルこの上ないものでしたが、それだけに敬虔な雰囲気にあふれていました。 |
ブレミラム教会のドアです。シンプルで虚飾を廃したドアで潔い美しさがありました。 |