Foxley, Wiltshire (June 8th, 2008)



St. John the Baptist

ウィルトシャーの北部、Malmesburyの南西にあるのどかな農村がフォクスリーです。
これは村の教区教会、セント・ジョン・ザ・バプティスト教会です。



St. Michael & angels - by Louis Davis, 1901

美術評論家ニコラス・ペヴスナーに「現存する最後のラファエル前派」と言わしめた、ルイス・デイヴィスのウィンドウです。
これを見るために、フォクスリーの田舎までやってきました。^^;



St Michael

上記ウィンドウの中央、セント・マイケルです。
大天使を描く際に、普通はセント・ガブリエルやセント・ラファエルは中性的、女性的に描かれることが多いです。しかし、セント・マイケルだけは、悪魔と戦う最強のアーチ・エンジェルですから、どのデザイナーも、やたらマッチョに描くのが普通です。

しかし、デイヴィスのセント・マイケルは例外です。こんなに色っぽいセント・マイケルは見たことがありません。^^




Angels

セント・マイケルですら女性的に描くデイヴィスですから、性別不明のエンジェルはとてもフェミニンに描いてくれます。好きだなあ、こういうの。^^



Angels

こちらも1920年台っぽい素敵な女性的エンジェルが描かれています。



Bottom

デイヴィスのウィンドウの下の部分です。フォクスリーののどかな風景がシンプルなタッチで描かれていました。



Victorian Window - by Clayton & Bell

この教会のほかのウィンドウは、ヴィクトリアン・ウィンドウの大御所のひとつ、クレイトン・アンド・ベル社の作品でした。それなりに美しいものです。



Bremilham Church

上記のセント・ジョン・ザ・バプティスト教会から歩いて5分ほどのところにあるのが、「英国で一番小さな教会」、ブレミラム教会です。
縦横が4m x 3.6mという10人も入ればいっぱいになってしまう教会です。
まるでモノポリの駒のような教会でした。



Inside

ブレミラム教会の内部です。小さいながら、ちゃんと洗礼盆もありました。



An Altar

祭壇もシンプルこの上ないものでしたが、それだけに敬虔な雰囲気にあふれていました。



Door

ブレミラム教会のドアです。シンプルで虚飾を廃したドアで潔い美しさがありました。