Eaton Hastings, Oxfordshire
イートン・ヘイスティングスは、LechladeとFaringdonの間の小さなハムレットです。ウィリアム・モリスの別荘、ケルムスコット・マナーとは、テームズ川をはさんだ対岸になります。 BuscotからA417を東に進むと、Eaton Hastingsの標識が出ますので、細いUnclassified Roadを北上すると、このかわいい教会に到着します。 ここにもモリス商会製作によるウィンドウがあります。 田舎の教会でも、昨今は施錠されているところが多いのですが、ここは、数年前に誰かが鍵をなくしてしまって以来、鍵をかったことがないそうです。 |
福音者マタイです。この教会で一番古いモリス商会のグラスで、1872年から74年にわたってバーン・ジョーンズによってデザインされました。 |
上記の拡大です。1870年代の前半ということで、素晴らしい出来栄えのウィンドウです。 |
モリス商会がその終焉を迎えようとしていた1935年に製作された、最晩期のグラスです。 真ん中のセント・マイケルはフォード・マドックス・ブラウン、右側のセント・ラファエルと左側のセント・ガブリエルはモリスのデザインである、と教会においてあった資料には書いてあったのですが、、、、。うーん、信じがたい。 モリスの死後30年以上経つと、デザインもずいぶん変容してしまうもので、びっくりしてしまいます。 |
1877年にバーン・ジョーンズによってデザインされた、「水上を歩くキリスト」です。 |
この小さなランセット・ウィンドウの作者はわかりませんが、とても美しいマリア様でした。 |
上記の拡大です。 白い百合を持っているところから、聖母マリアだというところまではわかるのですが、デザイナーは誰なんでしょう。 アーツ・アンド・クラフツ・スタイルの素敵な作品です。 |