Cranbourne, Berkshire (June 12th, 2008)



Roses at St Peter's Church

クランボーンはウィンクフィールドから5分ほどの場所にありました。ここもロンドンへの通勤圏とは思えないほどのどかな小さな村でした。
これはその村の教区教会、セント・ピーター教会のリチゲートとその前に咲き誇るバラです。


St Peter's Church

ベルタワーのない小さな教会でした。



Inside of the church

セント・ピーター教会の中です。なぜか説教壇のあたりには鷲の置物が置いてある教会が多いです。
正面にモリス商会のウィンドウが見えています。



Marriage at Cana - William Morris, Morris & Co., 1862

この教会にはモリス商会の最初期のウィンドウがありました。これが1862年に製作されたウィンドウです。



Marriage at Cana - Detail

上記の拡大です。いかにもウィリアム・モリスらしい中世っぽいデザインです。



Christ & children - by Ford Madox Brown, Morris & Co., 1862

これもモリス商会の1862年のウィンドウですが、デザイナーはフォード・マドックス・ブラウンです。



Christ & Child - Detail

上記のウィンドウの拡大です。フォード・マドックス・ブラウンはラファエル前派と極めて近いところにいた画家です。元来が油彩の画家なので、ステンド・グラスのデザインはあまり得意ではなかったらしいですが、それでも初期のモリス商会のウィンドウをいくつか手がけており、これも悪くありません。





Last Supper - by Clayton & Bell, 1862

こちらは同時代のステンドグラスファームのひとつ、クレイトン&ベル社のウィンドウです。最後の晩餐がテーマになっています。



Peter; Cornelius - by Selwyn Image, James Powell & Sons, 1896

これはパウエル社のウィンドウで、デザイナーはセルウィン・イメージです。
Selwyn Image (1849-1930) はオクスフォード大学で学んでいたときにジョン・ラスキンの強い影響を受けました。
彼は英国のアール・ヌーヴォーの創始者の一人、A. H. MackmurdoとともにCentury Guildを創設しました。
1910年から6年間は、オクスフォードのファイン・アートの教授をしていました。



Cornelius - by Selwyn Image, James Powell & Sons, 1896

上記の右側の拡大です。