Bank Ground, Coniston, Cumbria



Bank Ground Bed & Breakfast

湖水地方の南部、コニストン湖の東岸にあるベッド&ブレックファスト、バンク・グラウンドの看板です。

このバンク・グラウンド、英国児童小説家、Arthur Ransomeのファンにとっては、聖地です。

なぜかと言えば、このバンク・グラウンドこそ、アーサー・ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」シリーズに登場する、ハリ・ハウのモデルだからなのです。

私も小学校以来のランサム・ファン、ランサマイトの端くれですので、2003年の夏に、このバンク・グラウンドに一泊してきました。



Bank Ground & Old Man of Coniston, a.k.a. Holly Howe & Kanchenjunga

バンク・グラウンドのゲートから、バンク・グラウンド、そしてコニストン湖越しに、オールドマン・オブ・コニストンを眺めたところです。

ランサム・サーガで言うところの「ハリ・ハウとカンチェンジュンガ」ですね。



A Dinghy in Coniston

バンク・グラウンドの前を降りていくと、そのまま湖岸につながっています。

3つ見える艇庫のうち、右と左はバンク・グラウンドの所有だそうです。

さすがにランサム・サーガの「ハリ・ハウ」の舞台になったバンク・グラウンドだけあって、その前には、ランサムの時代を髣髴とさせるクリンカー張り、ガフリグのディンギーが置いてありました。



"Peggy Brackett" in boat house

上記の左側の艇庫を見ると、クリンカー張りのディンギーが入っていました。トランサムを見ると、Peggy Brackettと書いてありました。

うーむ、ペギー・ブラケット号、バンク・グラウンドに来る前、湖面を帆走しているのを見ています。茶色のセールなので、「すわ、これはツバメ号か!」と思ったのですが、スカラブ号のレプリカで、乗っているのはTARSの会長さんとのことです。





Eastern Shore of Coniston

コニストン湖の東岸から、夕日を眺めたところです。
午後7時過ぎですが、強烈な日差しです。



Coniston Water

艇庫の先とコニストン湖です。これがランサム・サーガの「北の湖」の舞台です。



Bank Ground Farm

「ハリ・ハウ農場の下は、入江まで急勾配の野原がつづいていて、入江には艇庫と桟橋があった。」

という記述が「ツバメ号とアマゾン号」にあるように、上記の艇庫から上がっていったところにバンク・グラウンド農場があります。現在も営農中のWorking Farmで、私が訪問したときはちょうどHay(干草)作り真っ最中でした。

なお、手前の芝生はヘイを刈り取った後です。ランサム・サーガの第1作目のイントロで、ロジャが間切りながら駆け上がったのはこの草地なのでしょうか。



Bank Ground Bed & Breakfast

ファームに隣接して、このベッド・アンド・ブレックファストがあります。

典型的なカンブリアのホワイト・ウォッシュの壁が、まぶしかったです。



Sitting Room in Bank Ground

バンク・グラウンドのゲスト用リビング・ルームです。湖水地方のガイドブックや雑誌がいろいろ置いてありました。



Ransome Saga

上記のリビング・ルームにはもちろん、このランサムのペーパーバックも置いてありました。



TARS Guidebook & Bank Ground's Polo
左に写っているのが、TARS (The Arthur Ransome Society)の案内パンフレット、そして手前のブルーのポロシャツが、バンク・グラウンドの特製ポロシャツです。

このポロシャツ、Swallows and Amazons forever, Holly Howeとロゴが入っており、ランサム・ファンなら涙ものです。

ところがチェックアウトの際のドサクサで、買わずに帰ってきてしまった。もったいない。^^;