Chipping Campden, Gloucestershire (June 10th, 2008)
チッピング・カムデンはブロードウェイの東、A44をB4081に左折してしばらく行ったところにある、コッツウォルズらしい雰囲気にあふれた素晴らしい村です。 これはハイストリートの眺めで、蜂蜜色の家が立ち並ぶ風景は、圧巻でした。 |
ハイストリートにあるチッピング・カムデンのシンボル、マーケット・ホールです。1627年に作られたもので、当時の羊毛産業で栄えた歴史を偲ばせる建物です。マーケットとして使用されるのみならず、シェルターとしての役目も持っていたそうです。 |
ハイストリートのノエル・アームズ・ホテル、郵便局、COOPのあたりの風景。このあたりが一番にぎやかな場所で、常に路上駐車の列ができています。 |
ハイストリートに面したレストランの中庭を覗いたところです。 |
ハイストリートの北東にある線と・ジェームズ教会です。 チッピング・カムデンの羊毛産業での反映振りを偲ばせる立派な教会です。 |
セント・ジェームズ教会の内陣です。この教会の東窓は、アーツ・アンド・クラフツ・スタイルのデザイナー、ヘンリー・ペインによる立派なものでした。 |
Henry Payne(1868 ?1940)は、バーミンガム・グループの一員で、1899年にBirmingham School of Artの先生に任命されました。 翌年からこの学校にステンド・グラス・作成のための設備を整え、クリストファー・ホールの元でアーツ・アンド・クラフツ・スタイルのステンド・グラス作成の勉強を始めました。 この東窓は、1925年に作られたもので、第1次世界大戦で亡くなった方々を偲ぶものとなっています。 |
東窓の細部です。師匠であるChristopher Whallの影響も強いですが、同じバーミンガム出身の後期ラファエル前派の巨匠Edward Burne-Jonesの影響も強いように見受けました。 |
洗礼の際に使う洗礼盆です。それほど歴史の古いものではないようでした。 |
タウン・ホールの脇に咲いていた花です。 |
ハイストリートの西端に近いところにあるカトリック教会、セント・キャサリン教会です。 |
セント・キャサリン教会には、このチッピング・カムデンに住んでいたアーツ・アンド・クラフツ・スタイルのステンド・グラス・デザイナー、ポール・ウッドラフの作品がたくさんありました。 |
こちらもウッドラフによるウィンドウです。彼特有の明るいカラーが印象的でした。 |
2007年にオープンしたばかりの、コート・バーン・ミュージアムのポール・ウッドラフの看板です。 このミュージアムには、チッピング・カムデンに住んでいたアーツ・アンド・クラフツ様式のデザイナーや職人の素晴らしい資料が揃っています。 |
イラストレーターとしても有名なウッドラフが手がけた音楽書が飾られていました。 |
これもコート・バーン・ミュージアムの中のアシュビーの看板です。Charles Robert Ashbee (1863 - 1942)はウィリアム・モリスやラスキンから大きな影響を受けたデザイナーであり、社会主義者でした。 彼はロンドンからチッピング・カムデンに移住して、この土地にアーツ・アンド・クラフツの伝統を根付かせました。 。 |
アシュビーが1902年にチッピング・カムデンに移住してきた際にそのギルドを置いたオールド・シルク・ミルは、現在小さなミュージアムになっています。 |
このオールド・シルク・ミルの上階では、いまだにハート家の人々による金工細工が続けられています。その方法は、アシュビーが始めた頃のやり方となんら変わりはないそうです。 使い込まれた道具や、天井からぶら下がった受注伝票が、アシュビーからの伝統を物語っていました。 |
ッポール・ウッドラフが彼のステンドグラス工房を置いていた家です。シープ・ストリートからB4081に出て、A44に向かう途中の茅葺の住宅でした。 |