Chelsfield, Greater London (June 2nd, 2008)
チェルスフィールドはM25の内側にある村で、風景はまったく田舎なのに、ここはすでにグレーター・ロンドンの一部となっています。 これはチェルスフィールドの村のパリッシュ・チャーチ、セント・マーチン・オヴ・トゥールズ教会です。リチゲートを入ってすぐのところに、木の周りに腰掛けるようなベンチが置いてありました。 |
アーツ・アンド・クラフツ様式のステンド・グラス・デザイナーの中でも、クリストファー・ホールは別格です。バーン・ジョーンズやウィリアム・モリスなどの先輩の業績を消化した上で、彼ならではの鮮やかなステンド・グラスを生み出しました。 このデザインは、彼の定番とも言えるもので、コッツウォルズのAveningの教会でも目にしました。 |
上記の右部分の拡大です。グリーン、ピンク、パープルと言った、それまであまり使われなかったカラーを大胆に配色するところがホールの真骨頂です。 |
上記のクリストファー・ホールの実のお嬢さん、ヴェロニカ・ホールによるウィンドウです。お父さんほど大胆なウィンドウではありませんが、よく似たスタイルです。 |
こちらは上記ウィンドウの右半分です。キリストの描き方、エンジェルの描き方などはお父上に非常に近いものがあります。 |
上記ヴェロニカ・ホールのウィンドウの上についているトレーサリーです。いなごかバッタですが、宗教的な意味についてはわかりません。 |
この教会の顔とも言うべき東窓は、モイラ・フォーサイスによるモダン・グラスでした。世俗的なエンジェルの描き方に特徴があります。 |
こちらも新しいモダンウィンドウです。 |
比較的新しいウィンドウの多いこの教会で、一番古いのがこのパウエル社によるFaithです。 パウエル社にかつて在籍していたHnery Holidayの影響が感じられるデザインです。 |
教会の外に放置されていた鋤です。 こんな農機具がなんで教会にあるのか不思議でした。 |