Chaddesley Corbett, Worcestershire
Chaddesley Corbettは、Worcestershireの最北部、KidderminsterとBromsgroveの間に位置するかわいい村です。バーミンガムにも近いロケーションですが、ここには典型的なイングランドの田舎が広がっていました。 これはチャドスリー・コーベットの村のメイン・ストリートです。 村の小雑誌によれば、「ウースターシャーのビレッジ・ストリートの中で、もっともたくさん写真に撮られている」、と自慢しておりますが、確かにいい感じです。 ハーフ・ティンバーの家屋が並び、「古き良きイングランド」のイメージでした。 |
チャドスリー・コーベットの教区教会、セント・カシアン教会です。 12世紀に建てられたのが最初で、その後、改築を重ねてきたそうです。 |
アーツ・アンド・クラフツ・スタイルのデザイナー、A J Daviesによるステンド・グラス・ウィンドウです。 デイヴィースは、Bromsgrove Guildの一員で、数多くのステンドグラスを製作したようです。 The Bromsgrove Guildは、ウースターシャー・ブロムズグローヴの手工芸職人によって、19世紀末に作られたArts & Crafts運動グループのひとつです。このギルドは、他のアーツ・アンド・クラフツの会社、たとえばウィリアム・モリスによるモリス商会などに比べてはるかに長命で、1960年代まで存続していたそうです。 デイヴィースは、バーミンガムのBirmingham School of Artに入学し、Henry PayneのStained Glass Studioで学びました。この学校は、バーミンガム出身のエドワード・バーン・ジョーンズの強い影響のもとにありました。 また、師匠に当たるヘンリー・ペインはしばらくの間、アーツ・アンド・クラフツ・スタイルのステンド・グラス・デザイナーの巨匠、Christopher Whallのもとで学んだ人です。デイヴィースの同僚には、同じくアーツ・アンド・クラフツ・スタイルでステンド・グラス・デザインを行った、Florence Cammや、Margaret Ropeがいるそうです。 |
上記の窓の拡大です。アーツ・アンド・クラフツ・スタイルの美しいデザインで、ウィリアム・モリス、エドワード・バーン・ジョーンズ、クリストファー・ホールの流れを感じることができます。 |
これもデイヴィースの窓の拡大図です。一番下に、小さな文字ですが、"A.J.Davies"のサインがあります。 これはDoris Mary Fallerという1926年に亡くなった方のMemorial Windowでした。 |
この教会の他のウィンドウは、ビクトリアン・ゴシックが多かったです。これはその一部です。 |
これもビクトリアンです、多分。 |
チャドスリー・コーベットの村に隣接するブロッケンコート・ホールから眺めたセント・カシアン教会です。 |
上記の写真を撮った場所、Brockencote Hall Country House Hotelです。 このホテルは、The AAの赤星3個、赤ロゼット2個を獲得している素晴らしいカントリー・ホテルでした。 ロケーションは典型的な英国の田舎なのですが、オーナーはフランスのアルザス出身、シェフもフランス人で、英国のカントリー・ハウスというより、フランスのシャトーの雰囲気にあふれたホテルでした。 また、私たちの部屋を担当してくれたメイドさんはポーランド人でした。オーナーと同じカトリックということで働きやすいのでしょうか。 |
これがAAの赤星2個のレストランです。料理も雰囲気もサービスも良かったです。 |
私たちが泊まったベッドルームです。デコレーションが英国的ではなく、やはり大陸を感じさせます。 |