Cattistock, Dorset (June 8th, 2008)
カティストックはドーセットの真ん中にある農村です。ひなびた風景の広がる美しい田舎で、なーんにもないですが、そこがかえってドーセットらしさを満喫できる村ではないでしょうか。 これは村の教区教会、セント・ピーター・アンド・セント・ポール教会です。田舎の村の教会にしては、とても高いタワーが印象的です。 |
上記の教会の南廊にあるモリス商会の傑作ウィンドウです。1880年代というとウィリアム・モリスはすでにステンド・グラスのデザインはあまりしなかった時代だと思いますが、この作品は色彩といい描きっぷりといい、なかなか力の入った素晴らしいウィンドウでした。 |
上記のウィンドウの拡大です。背景の星の描き方がいかにもモリスっぽいです。 |
このエンジェルのモデルは、モリスの奥さんのジェーンでしょう。服の細かい描きこみがモリスっぽいです。 |
これはバーン・ジョーンズのデザインかもしれません。 |
この教会にはもうひとつ素晴らしいアーツ・アンド・クラフツのウィンドウがありました。作者はロバート・アニング・ベル、メモリアルのところを読むと1920年ごろになくなった方のもののようですから、製作は1920年以降のものと思われます。 |
上記ウィンドウのメモリアルの部分です。 |
カティストックの村から5分ほど北にドライブしたところに、この日の宿、ハイアー・ホルウェイ・ファームがあります。 素敵なB&Bばかりを集めたAlastair Sawday's Special Places To Stayにも紹介されている、18世紀の農家です。 オーナーのBambleこと、Sarah Hadden-Patonさんも素晴らしい女性でした。 応対、設備、雰囲気、値段、回りの環境、どれをとっても素晴らしいB&Bでした。 Thanks a lot for your hearty hospitality, Bamble! これはその玄関です。両脇にラベンダーが植えられ、ドアの回りにはバラが咲くという、英国の田舎のB&Bらしい玄関でした。 |
ハウスの裏にあるガーデンから眺めたところです。 |
ゲスト用に解放されているリビングルームです。家具・調度が素晴らしいものばかりでした。また、ご主人のお爺さんが有名な水彩画家だっということで、その画集も置いてありました。 |
こちらは上の居間よりもう少しインフォーマルなファミリー・ルームです。TVやオーディオの設備や、雑誌やガイドブックが置いてありました。ここのインテリアも素晴らしいインテリアでした。 なによりうれしいのは、1階は喫煙できるんです。最近の英国のB&Bでは極めて珍しいです。 |
上記のファミリー・ルームにおいてあった卵形の彩色された石です。 |
私のお気に入りだったソファを背景に階段コーナーを眺めたところです。 |
2つあるベッドルームのひとつ、ブルールームです。ここに泊まりました。ここのインテリアもアンティークで統一された和める部屋でした。 |
ベッドルームにおいてあった陶器のアヒル。ハンガリーの名窯、ヘレンドのものでした。 |
このベッドルームに隣接したバスルームです。入浴剤、家庭薬セット、バスローブ、シャワー、なんでもありの素敵な宿でした。 |
上記のバスルームの窓辺においてあったアンティークです。 |
玄関脇のガーデンです。バラが満開でした。 |
カティストックのパブ、フォックス・アンド・ハウンズの看板です。 この日は日曜日で、混雑が予想されるため、バンブルがテーブルを予約をしておいてくれました。 |
近くのBidportにある醸造所、Palmers Breweryのビールが各種揃っていました。私のお気に入りは、一番左のCopper Ale。軽くて飲みやすいエールでした。 |
夕食時になると、地元の人たちが次々とやってきて、「今日のお勧めはなんだろう?」と、この黒板をしげしげと眺めてメニューを決めます。 |
私が頼んだダックのコンフィ。田舎のパブらしく素朴で美味しい料理です。9.75GBPでした。 |
食後にコーヒーを頼んだら、マーブルチョコと一緒に出てきました。 田舎のパブなのに、なかなかおしゃれです。 |
このパブの裏が駐車場になっています。これはそこに置いてあったシトロエン2CVです。カティストックは、ドゥ・スィ・ヴォの似合う田舎でした。 |
朝食時のテーブルの上です。食事も美味で量もたっぷり、食器もすてきなものばかりでした。 |
朝食部屋に飾ってあった銀製のポットです。なんらかの記念品のようでした。 |
この宿を出るときに撮った玄関のバラ。 とても快適な滞在の出来る宿でした。ドーセット、お気に入りの場所になりそうです。 |