Bidborough, Kent (June 3rd, 2008)



St. Lawrence

6月3日も朝から雨のしのつく天気でした。
ホース・ハウスをチェックアウト後、北のチディングストーンの村に向かう予定でしたが、道路が工事で閉鎖中、急遽予定を変更して東のビドボロに向かいました。10分程度で到着です。

これはビドボロのパリッシュ・チャーチ、セント・ローレンス教会とその入り口にあるリチゲートです。

この教会には、時代は新しいですが、モリス商会の定番ウィンドウがたくさんあるとのことで、やってきました。



A bench in the grave yard

セント・ローレンス教会のお墓にあったベンチです。
この教会は丘の上の眺めの良い場所にあるので、この場所を愛した方もいたことでしょう。そんな方がなくなった後、メモリアル・ベンチとして置かれたもののようです。ベンチの背板に3つほどメモリアル・プレートが張ってありました。



St. Paul preaching at Athens - Edward Burne-Jones, Morris & Co., 1909

1909年に製作されたモリス商会の窓です。



Faith; Hope - by Edward Burne-Jones, Morris & Co., 1922

バーン・ジョーンズのデザインによるモリス商会の定番です。
バーン・ジョーンズ、ウィリアム・モリスの死後20年以上経った1922年という時代の割には、まともに作られたウィンドウのようです。



Faith - Detail

上記左側の拡大です。バーン・ジョーンズのデザイン、モリスの植物柄など、原画の雰囲気が残っています。


Generosity(St. Martin); Love(St. Agnes) - by Edward Burne-Jones, Morris & Co., 1902

こちらもモリス商会の定番デザインです。



Jesus as young boy - Morris & Co., 1925

モリス商会の1925年の作品です。
この時代になるとモリスやバーン・ジョーンズのデザインを使いまわすだけでなく、新しいデザイナーの作品も製作しているようです。バーン・ジョーンズの死後、モリス商会のチーフデザイナーとなったJ.H.Dearleの暗い絵に比べると、かなり良いです。



Transfiguration - Clayton & Bell, 1878

ビクトリアン・ゴシックのステンド・グラス・メーカーの老舗、クレイトン&ベル社による窓です。
同時代のライバル、ジェームズ・パウエル&サンズ社よりもデザイン的には凝った窓を作っていたファームです。この作品も悪くありません。