Bexleyheath, Kent



Railway Station

ベクスリーヒースは、ロンドンの南東、ケントの北部にある静かな町です。

この街には、ウィリアム・モリスが新婚時代に仲間たちと一緒に作った家、レッド・ハウスがあります。

これは、ベクスリーヒースの鉄道駅です。ロンドンのビクトリア駅もしくはチャリングクロス駅から30分〜40分程度で到着します。

駅前には、ご覧のようにタクシーも待機していました。とは言うものの、歩いても15分から20分でレッド・ハウスに到着できます。



Red House Lane

駅からレッド・ハウスを目指すと、そこら中に「レッド・ハウスはこっち」の看板が出ていますので、迷わずにこのレッド・ハウス・レーンまで到着することが出来ました。



Blue Plaque

レッド・ハウスに設置されているブルー・プラークです。

フィリップ・ウェッブによって設計され、ウィリアム・モリスが1860年から1865年までの5年間に住んでいたことがわかります。

また、左側の黒い看板からもわかるように、現在はナショナル・トラストの所有となっており、予約制で中を見学できるようになりました。



Entrance

レッド・ハウスの玄関口です。

ここに予約を取ったゲストが集合し、ガイドさんの案内で中に入っていきます。

私が参加したガイド付きツアーは、11時ちょうどに開始されました。ボランティアのおじさんが、まずは玄関先で一般的なレクチャーを行いました。レッドハウスは建築様式というより庭園様式で与えた影響のほうがはるかに大きいとのことでした。

その後、庭に回ってから内部に入りました。中はすばらしいものでした。スタンデンやケルムスコット・マナーも素晴らしかったが、勝るとも劣らないインテリアでした。特にモリスのアトリエでは、彼の壁紙のプリントのオリジナルや版木などが保存されていて興味深いものがありました。
しかし、ガイドのおじさんいわく、ケルムスコット・マナーやモリス・ギャラリーに良いものを持ってかれてしまい、とても残念とのことでした。
ガイドツアーは1時間ほどで終了しました。




Red House from Garden

庭から見たレッド・ハウスです。この眺めが一般的には一番よく紹介されているように思います。

それまでのビクトリアン様式に囚われないフィリップ・ウェッブの設計の冴えが伺われます。



Back View

これはレッド・ハウスの裏の様子です。



Different View

これはまた違う方向から見たところです。



Different View

これもあまり紹介されない角度の写真です。



Well

これは、よく紹介される、レッド・ハウスの井戸です。



Tiles

かなり退色の激しいタイルです。



Apple in Orchard

レッド・ハウスのガーデンは果樹園につながっており、そこに各種の果物が植えてありました。モリスの時代から生き残っているものかどうかは、わかりませんが・・・・。



Fox in the garden

ガーデンを散歩しているとき、やけに尻尾の太い犬がいるなあ、と思ってよく見たら、どうやら狐のようでした。ベクスリーヒースは郊外の住宅街ですが、まさか狐に出くわすとは思いませんでした。



Old Picture

これもよく見る、ウィリアム・モリス一家とエドワード・バーン=ジョーンズ一家の写真です。