Askrigg, Yorkshire
アスクリッグは、ウェンズリーデールの幹線道路A684を北に入り、ユア川を渡ったところにある、とてもデールらしい村です。 アスクリッグの美しさは、村の中で見るよりも少し離れたところから遠望するほうが、さらによくわかる、との説もあります。 この写真は、アスクリッグ越しにアドルブラ(Addlebrough)というテーブル状の印象的な山を眺めたところですが、こんな風景を見ると「なるほど」と思ってしまいます。 この眺めは、SwaledaleからOxnopのムーアを抜けてくる途中で見ることができます。このルート、道は細いですが、ウェンズリーデールを一望できる素晴らしいコースです。 この村は、英国の古い土地台帳、ドゥームズ・デイ・ブックにもAskricと登場するほど歴史の古い村で、エリザベス1世の時代にマーケットタウンのチャーターを受領しています。また、アスクリッグはひところ「時計製作」の中心地として栄えたこともあるそうです。 |
そんな古い歴史のアスクリッグですが、昨今はTVドラマの舞台としての知名度も高いようです。 世界で一番有名な獣医さん、ヘリオット先生の住む町は架空の町、Darrowbyですが、BBCがヘリオット・サーガをTVドラマ化したときに、ダロウビーとしてロケ撮影を行ったのが、アスクリッグでした。 この写真は、そのドラマの際にヘリオット先生の暮らす医院、スケルデール・ハウスとして使われた建物と、アスクリッグのマーケットクロスです。 どこかその辺から、クリストファー・ティモシー演ずるヘリオット先生が出てきそうな雰囲気でした。 |
これも上記のドラマ中で、ヘリオット先生たちが通うパブ、ドローバーズ・アームズとして登場したパブです。シーグフリードやトリスタンが今にも出てきそうな雰囲気です。 |
アスクリッグの教区教会です。ちょうど「アスクリッグ版スケルデール・ハウス」の反対側にあります。 |
アスクリッグの村のよろずやさん兼郵便局です。ロイヤルメールの古い赤ポストが印象的です。 |