Hindhead, Surrey (June 6th, 2008)



St. Alban's Church

ヒンドヘッドはヘイズルミアの北西に位置する静かな住宅街です。これはそこにあるセント・オールバン教会です。
さほど大きくもなく歴史もそれほど古くない教会ですが、中は見ごたえがありました。



East Window "Annunciation; Nativity; Crucifixion; Noli me Tangere" - by Karl Parsons, 1909

この教会には、アーツ・アンド・クラフツ様式のステンド・グラス・デザイナー、カール・パーソンズの素晴らしいウィンドウがたくさんあります。これはそのひとつ、教会の顔に当たる東窓です。

Karl Parsons (1884-1934)は、15歳の時にクリストファー・ホールに弟子入りし、アーツ・アンド・クラフツ・ムーヴメントに強い影響を受けました。

この作品は師匠のホールの影響が強いというものの、すでに彼独自の個性も見え、25歳という年齢を考えると素晴らしい作品に仕上がっています。

非常に美しいウィンドウなので、下記に各パートの拡大画面を貼り付けておきます。

カール・パーソンズの実物を見たのは初めてでしたが、そのインパクトは初めてクリストファー・ホールのウィンドウを見たときと同じぐらい大きなものがありました。



East Window Detail




East Window Detail




East Window Detail




East Window Detail




East Window Detail




East Window Detail




East Window Detail




East Window Detail




Madonna & child; Suffer little children - by Karl Parson, 1909

こちらもカール・パーソンズによるウィンドウです。下記にそれぞれの拡大を張っておきます。



Madonna & child




Suffer little children




'Feed my sheep' - by Karl Parsons, 1909

こちらもパーソンズの作品です。下記に拡大を張っておきます。



'Feed my sheep' - Detail




'Feed my sheep' - Detail

キリストの造形は、一見、クリストファー・ホールに見えるほど、師匠の影響が強いです。また、回りのエンジェルの造形は、先輩だったルイス・デイヴィスの描き方の影響も受けているように見えます。



Christ healing - by Karl Parsons, 1908

こちらもパーソンズの作品です。この教会の中では一番古く、パーソンズがわずか24歳で制作した作品です。いかに早熟の天才かよくわかります。下記に拡大を張っておきます。



Christ healing - Detail

食後、上記の居間で雑誌でも読みながらくつろぐことが出来ます。



Christ healing - Detail




Celebrating mass - by Karl Parsons, 1910

こちらもパーソンズ。製作年は一番新しいものです。下記に拡大を張っておきます。



Celebrating mass - Detail

食後、上記の居間で雑誌でも読みながらくつろぐことが出来ます。



Celebrating mass - Detail




Celebrating mass - Detail

エンジェルの表情に、先輩のルイス・デイヴィスにも影響を受けていることが見て取れます。



Celebrating mass - Detail




Good Shepherd - by Chrstopher Whall, 1909

こちらはカール・パーソンズの師匠、クリストファー・ホールの作品です。下記に拡大を張っておきます。



Good Shepherd - Detail




Good Shepherd - Detail




Good Shepherd - Detail




St. Alban's Church